照明インタビュー


照明からは、チーフ4年の浅田優海香さん、副チーフ2年の村上穂さんにインタビューさせていただきました!

――最初に、今回のワークショップ公演『泡沫を酌む』に関しまして、お好きなドリンクを教えてください。 

 

村上:抹茶系のドリンクが好きです。スタバに行くときはいつも抹茶フラペチーノを頼んでます! 

 

浅田:ホットのカフェラテですかね。ブラックコーヒーも飲むんだけど、美味しい、美味しくないがわからなくて、全部「これすき!」「これきらい!」になっちゃうから、楽しめてなさそうな気がして……。彼氏がコーヒーを豆から淹れるタイプで、ゴリゴリ挽いて飲ませてくれるんだけど、わからないから全部「美味しい」って言ってる(笑)。 

 

――ありがとうございます。ここからは本題に入りまして、本番も含めた公演の準備期間中の一番の成果や頑張ったこと、思い出に残ってることを教えてください。 

 

村上:今回の照明は4年生2人と私で、2人が照明のことをよくわかっていらっしゃる方だったので、私は終始楽しむだけでした。その中で特に大変だったことといえば、灯体が重かったことです(笑)。キャット(注:キャットウォーク、スタジオの高所にある狭い通路のこと。ここに上って灯体を吊り下げる)も暑いし……。 

 

――なるほど(笑)。ちなみに特に楽しかったことはなんですか? 

 

村上:やっぱり色決めが楽しかったです。今回、舞台のバーのイメージカラーが青と紫だったのですが、ゼラ(注:カラーフィルターのこと)を色々見て、「こういう青がいい」とかを決めるのは結構考えたポイントでした。あとは、夢と現実のシーンにどうやって違いを出すかを考えるのも楽しかったです。 

 

浅田:私はやっぱり本番のオペですね。今回、オペそのものはシンプルだったので「ここは練習しなきゃ」という箇所が4,5箇所ほどしかなかったです。むしろ、役者さんが舞台を使って練習したいという箇所が多そうだったので、早くテクリハを終わらせて役者さんに舞台を明け渡そう、という感じでした。 

 

――ありがとうございます。オペ自体はシンプルだったということでしたが、暗転が多い舞台で、素のオペの上手さは問われていたと思います。もともと浅田が持ち合わせていた能力が発揮されたからこそ、テクリハを早く終わらせられたんだと思います。 

 

浅田:え、そんな持ち上げてくるの……(笑)。でも、たしかに1時間でシーンが39個ある照明は初めてだったので、大変といえば大変でした。1ページで照明変化が4つある場面もあって。 

 

あ! あとアンケート作ったのは頑張りました! 今回は暗転が多いか少ないかのアンケートだったんですけど、意外と一言意見をくださる方も多かったので、これから通しの時に音響・照明についての意見を募るフォームを作るのはアリだな、って思いました。 

 

――次の公演に繋がりそうなアイデアですね! 次は、部署内の面白エピソードがあったら教えていただきたいと思います。 

 

浅田:ある、かな……? 部署内の面白エピソード、ないかもしれないのでは……? 

 

村上:(頷く) 

 

浅田:なんだろうね、無難に仕事をしてた感が強くて……。なんかありましたっけ? 

 

村上:いや、みんな「仕事をして帰る」感がすごくて……。 

 

浅田:入り期間の終盤は忙しくてずっと仕事をしていたから、その印象な気がする……。「テクリハを終わらせて早く帰ろう!」 みたいな雰囲気があったし。 

 

――たしかに、今回の照明は早解散や遅集合を積極的にとっていた印象があります。無駄な時間を作らずに、メリハリをつけて仕事をされていたんですね。 

 

浅田:あと単純にやらかしがなかったっていう……(笑)。特にネタも生まれなかったです。 

 

――わかりました。それでは次に、お互いのワークショップ公演前の第一印象と、活動を終えてみてからの現在の印象をお聞きしたいと思います。 

 

村上:最初は「髪が、ピンクだ」って思いました。 

 

浅田:そうなりますよね! 

 

村上:はい(笑)。会議をZOOMでやっていたときは、声とかも高めで優しい感じで「ふわふわした人なのかなー」と思っていたんですけど……実際に会って作業すると、思ってることをズバッと言うタイプで、仕事もテキパキこなす感じで。妹系だと思ったら姉御肌だったっていうギャップがありました(笑)。 

 

――妹系だと思ったら姉御肌、面白いですね! それでは副チーフから、チーフについての印象を教えてください。 

 

浅田:私も似たような感じになっちゃうんですけど、ほのちゃんって見た目とか喋り方からふわふわした印象があると思うんですよ、色々な人から見ても。実際にふわふわしてるんだけど、だからといって意見が言えないタイプではなくて。(むしろ)ダメ出しとかめっちゃ書くタイプで、ちゃんと見て、ちゃんと自分の思った意見を口に出せるんですよね。あと(6月公演で)チーフをやっていたので、仕事ができるというイメージはあったんですけど、そこは本当に仕事ができていたから「すごいな!」って思いました(笑)。 

 

――ありがとうございます。先程ほのちゃんが「色決めが楽しかった」と仰っていましたが、ゼラ会議は自分の意見があってこそですよね。上級生に囲まれた立場でも、自分の意見を持っているというのは本当にすごいことだと思います。 

 

浅田:そうだね。二人の間に混ぜゼラがすごく好きという共通点があって、どうにか取り入れられないかと検討していました(笑)。 

 

——それではなぜ演劇に関わるサークルに入ろうと思ったのか、その中でもゲキケンに入ろうと思ったのかを教えていただきたいです。 

 

浅田:私は中高一貫の学校で6年間演劇をやっていました。もともと学芸会が楽しかったんですよね。小学生の頃から記憶力があって、長台詞を覚えて喋るのが好きで……その時は役者をやっていました。それで、私が中学1年生の時に部長だった当時高校2年生の先輩が演劇研究会のOGということを知っていたので、演劇をやるならその先輩と同じところに入ろうと思って入りました。 

 

――同期なのに全く知らなかった……! 

 

浅田:私たちが1年生のときのOG1年なので、全く被ってないですね。『花喰い』(注: 2018年度本公演『花喰い少女と神の村』)の時に見にきてくださっていたので、そこでおしゃべりしました。 

 

村上:私はこれまで剣道部だったりして、大学までは演劇に関わってこなかったんですが、大学に入ったらなにか新しいことを始めたいなと思っていて、InstagramやTwitterで色々調べている内に見つけた一つが演劇研究会でした。私が新入生の時はコロナ禍で新歓の活動自体がなかったので、雰囲気とかがわかることもなく、最初はとりあえず入ってみようという気持ちでした。 

 

あと、みんなで一つのモノを作り上げるサークルのほうが自由参加のサークルより友達ができやすいのかなというイメージがあったのも、演劇を選んだ理由の一つです。演劇サークルがいくつもある中でも、一番Instagramなどから伺える雰囲気がよくて、DMしたときの返信が早くて丁寧だったゲキケンを選びました。 

 

――去年の新歓担当が聞いたら喜ぶと思います! お二方とも、本日はどうもありがとうございました。